クリーニングブラシの種類

パソコンを綺麗にするクリーニングブラシは様々な製品が流通しており、それぞれ得意不得意がはっきりしています。中には特性を理解せずに使用するとクリーニングできないばかりかパーツにダメージを与えてしまうこともあり、使用目的に合った製品選びが重要です。そこで今回はパソコン向けクリーニングブラシと除電効果についてご紹介します。

パソコン向けクリーニングブラシは大きく3種類に分類される

クリーニングブラシは使用されている素材によって3種類に分類でき、効果も大きく異なります。3種類全てを購入する必要はありませんがパソコンの汚れ具合や汚れの種類に応じて最適な種類を選びましょう。

一般的だがパソコンパーツには使用出来ない静電気吸着タイプ

ナイロンやポリプロピレンといった化学繊維を使い意図的に静電気を発生させるタイプのクリーニングブラシは安価なことから最もよく目にする種類です。主にキーボードやモニターといった周辺機器の隙間に溜まったホコリを綺麗にすることに向いています。しかし静電気に弱いパソコンパーツや端子類に使用すると故障の原因となります。特にマザーボードから直接端子が出ているデスクトップパソコンの裏側やノートパソコンの側面は要注意です。もしこのような箇所でクリーニングブラシを使いたい際は後述の別なタイプを使用しましょう。

エアダスターで吹き飛ばせないホコリを綺麗にするタイプ

静電気吸着タイプは静電気が発生しやすい化学繊維を複数組み合わせて使用していますが、単一の化学繊維では静電気が発生しません。また静電気の元である帯電にはプラスとマイナスの極性があり、同じ極性なら帯電が起こりません。これらの特性を利用し同じ化学繊維でも静電気が発生しないクリーニングブラシがあります。中には動物毛を使用した製品もありますが効果は同じです。このタイプはエアダスターでは吹き飛ばせないホコリ・狭い場所に引っかかってしまったホコリ・基板表面に薄く積もったホコリに効果があります。静電気を気にする必要がないためパソコンパーツにも使用可能です。ホコリを吸着することは出来ませんがエアダスターと併用することで手早く綺麗にすることができる万能型です。

静電気汚れを予防できる除電タイプ

ホコリそのものではなく、ホコリを吸着する静電気を除去するためのクリーニングブラシは様々な場所で活躍します。ゲーミングPCに多いアクリル板を使用したパソコンケースのサイドパネルはもちろんパソコンパーツや周辺機器全てに使用可能です。素材には金属を浸透させた繊維が使われ、サンダーロンという名称で知られています。カラフルな色が多いクリーニングブラシの中でこの除電タイプだけはグレーやブラックといった暗い色の製品しか存在しないのはこの繊維のためです。エアダスターや他のタイプのクリーニングブラシを使う前に除電タイプを使うことで空気中に舞ったホコリが寄りつかず、クリーニング後も静電気汚れを予防できます。唯一の欠点は特殊な繊維のため製品価格が高くなってしまうことです。

除電タイプで使われる繊維を併用したクリーニングブラシは効果が少ない

高価な除電繊維を少量まぜることで安価な製品に除電効果を持たせたクリーニングブラシも多く流通しています。ブラシの中にグレーやブラックの繊維が混ざっていればそれは除電用の繊維です。実際に除電繊維が混ざっている製品を見ると分かりますが除電繊維の割合が非常に少なく、一回の使用で除去できる静電気も限定的です。除電効果はないよりもあった方が良いですが期待するほどの効果がないことは覚悟しましょう。

まとめ

静電気タイプは周辺機器などの表面専用、ホコリをかき出すタイプはあらゆる頑固なホコリ、除電タイプは静電気汚れ予防や効果的なクリーニングに適しています。それぞれの特徴を活かした箇所へ使用することで手間をかけずに隙間時間でクリーニングできるため、ホコリの溜まり方や汚れ方をよく見て最適なクリーニングブラシを購入することをおすすめします。